ギャンブル依存症

パチンコ依存症を彼氏に理解してもらうまでの話

投稿日:2019年8月2日 更新日:

本日は前回、「パチンコのやめ方」という記事にもでてきた、彼の話をしようと思います。

もちろん、ノロケちゃうで。笑

パチンコ依存症末期になったわたしは、彼に自分の状態を告白したら、早い話がフラれました。

どんな話をしたかというと、

  • パチンコに行きたくないのにいってしまう
  • それによって借金がぜんぜん減らない
  • 自分ではもうどうしようもない
  • GPSつけたり通帳管理したりしてわたしを見張ってほしい

今見返すとなかなかのカオスですが、本当に「誰かに見張ってほしい」というのが心のそこからの望みでした。

パチンコに行きたくないのに行ってしまう

これはもう、わたしの力では本当にどうにもならないことでした。

わたしはなかなか意思が強い方だと自負していますが、無理でした。

そこで、彼に洗いざらい話した訳ですが、こともあろうにというか、なんというか・・・

彼はわたしの主張をきいたあと「そんなミキちゃんは知らない」といって大泣きしだしました。笑←(笑っちゃだめだけど今となっては笑っちゃう)

彼が言うには、「見張りなんてまねしたくないし、これからもパチンコにお金を使っちゃって借金がどんどん増えて、俺の家族にも被害が及んだらと思うと自分だけの問題じゃなっちゃうし、そこまでしてパチンコに行きたい気持ちが理解できない」ということでした。

パチンコに行きたい気持ちが理解できない

わたしはそれを聞いて、「なんだよ、頼りねぇな」と思う反面、ど正論だと思ったので、「あなたがわたしの人生を背負う理由はないから」ということでお別れしました。

そして一か月後、彼からご飯の誘いがありました。

行く前から、流れでHぐらいはあるかなとおもってましたが(笑)そこで彼から話された内容は H よりはるかに衝撃的でした。

「ギャンブル依存症についてあれから色々調べてきた!」

彼は、”自分が理解できなかった病気”について、ネットや本を通じて調べてくれたそうです。

そして、「これからも一緒にいたいから、一緒に頑張っていこう」と言われ、交際が再スタートしました。(これはノロケです)

その後は彼の鬼の様な取り締まりが始まりました。

ギャンブル依存症=自制ができないという風に学んだ彼は、徹底的な管理にのりだしました。

もちろん、わたしはそれに大賛成だったのですが、30代前半で手取りが20万代にも関わらず貯金が8桁ある超ケチ堅実家な彼の管理はすさまじいものがありました。

驚異的な彼の管理スタート

具体的には

  • 一円単位の家計簿をつけること(彼と共有)
  • 借金の返済、借入状況の月一報告
  • 同棲する(生活費は彼と折半)

この2つが義務付けられました。

それが、いつもツイッターで紹介しているエクセルの表や、noteで紹介している生活の内訳です。

>>noteはコチラ

わたしのTwitterみてる人は分かると思いますが、もともと家計簿つけるような人じゃないです、わたし。笑

今でさえ、滅茶苦茶苦痛ですし、

「この時間意味あんのかよぉおおおおお!てめーがつけろや!」

とかいって彼に逆切れすることもあります(´・ω・)

でも、こうしてすべてを見える化することで、嘘が付けない状態になったんです。

同棲してるわけですから、何時にかえってくるかわからないし、彼タバコすわないしでパチンコ屋に行くスキすらないわけです。

パチンコ屋に行けない状態をつくるという意味では、彼がいるおかげで、半年間もパチンコ屋にいっていない今があるととても感謝しています。

で、このブログのお題である、「どうすれば理解してもらえるか?」ですが・・・

これはもう、「話し合って協力してくれるように頼む」としかいいようがないです。

なぜなら、通常、パチンコ依存症なんて理解できないからです。

普通はパチンコ依存症なんて理解できない

わたしはアルコール依存症ではありませんが、逆に言うとアルコールをそこまで欲する気持ちがわかりません。

「飲まなかったらいいだけじゃないの?」と思ってしまいます。

だけど、実際はそんな簡単な話じゃない。

一番お酒をやめたいと思っているのは本人で、苦しんでいるのも本人。

まわりの救ってあげる立場の人間は、意思だけの問題ではないということを、理解してあげる努力をしなければいけないのです。(当事者でいうわたしがいうとなんだか変な話になりますが、、、)

しかし、わたしの彼の様に理解できるほど勉強してくれる人は恐らくまれです。

なので、もはや学校教育とかの段階でこういった知識を学習する機会があれば、将来自分や周りの人がそういった状況に陥った時に手を差し伸べることができるのになぁ、と思います。

他者の協力なくしてパチンコ依存症は治らない

わたしは経験者として本当にこれだけは思います。

でも、実際わたしの親なんかはまだ「意志が弱いから」といってわたしを責め立てますし、理解してくれるかどうかは協力者の考え方に左右されるのが現状です。

こちらが何と言おうと、わたしが悪いのです。

なので、わたしは今回の件については親ではなく、努力して理解してくれた彼に救われました。

まとめ

この一連の流れからいくと理解してもらうまでには少なくとも、

  • 自らのカミングアウト
  • 協力要請

この2つなくして、現状のようなサポートは受けられませんでしたし、理解もえることはできなかったと思います。

とはいえ、自分からこの2つのハードルを乗り越えて管理してもらうことはすごくマネが難しいと思います。

でも、これなくして、ただただ理解してくれというのは通常無理です。

残念ながら。

その受入れ耐性が現代の日本人には備わっていません。

なので、わたしはこういったブログを通じて、ギャンブル依存症に対する理解が少しでも広がれば、そのきっかけになれば、ギャンブル依存症で苦しむ人の手助けになるかなと。

当事者の方も、周りに依存症の人がいるという方も、まずはギャンブル依存症は病気で気持ちの問題ではないことを受け入れ、理解することが、依存症から抜け出すための第一歩なのではないかなと思います。

以上。

-ギャンブル依存症

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